
光熱費の節約
家庭用の太陽光発電は電気代を節約できる?売電収入も得られるお得な活用法とは
2021-09-13 16:14:18更新
家庭用の太陽光発電はかつて、高い費用をかけななければ手に入りませんでしたがらこの数年間で約7割まで設置費用が安くなりました。
しかし、実際にはどれだけ家計にお得なのか、設置費用が高いのではないか、具体的なメリットがわからない方も多いでしょう。
そこで本記事では、家庭用の太陽光発電は電気代
の節約につながり、売電収入も得られるお得な活用法について解説します。
目次
太陽光発電(家庭用)システムの仕組み

太陽光発電は、太陽の光をエネルギー源にした発電方法です。太陽光に含まれる光エネルギーを半導体に当てることで電気が流れる仕組みです。
太陽光発電といえば、太陽光パネル(ソーラーパネル)だけをイメージする方が多いかのしれませんが、太陽光パネルは太陽光発電システムの一部にすぎません。
太陽光発電システムで発電された電気を自宅で使用したり、電力会社に売ったりするには、そのほかにもたくさんの機器が必要になります。
太陽光パネルで発電された電気はそのまま使用することができないため、電力を安定した電圧や周波数で交流出力をする装置などが挙げられます。
太陽光発電を導入するメリット

POINT
・電気代を節約できる
・発電した電気で売電収入を得られる
・災害時の停電対策になる
・夏場は遮熱効果、冬場は保温効果がある
・寿命が長い
・環境に優しい
・節電意識が高まる
・補助金制度がある
・発電した電気で売電収入を得られる
・災害時の停電対策になる
・夏場は遮熱効果、冬場は保温効果がある
・寿命が長い
・環境に優しい
・節電意識が高まる
・補助金制度がある
電気代を節約できる
家庭用の太陽光発電システムを導入する最大のメリットが「電気代の節約」です。総務省の調査によると、平均的な世帯の電気代は月10,765円です。
これは30年間で約400万円にものぼる計算になります。家庭用の太陽光発電の導入は電気を自給自足できるので、電気代を節約することができます。
発電した電気で売電収入を得られる
太陽光発電は発電した電気を売却できるので経済メリットを得られます。。経済産業省の資料によると、自家消費されるのは約3割であり売電は約7割となっています。
太陽光発電は毎年設置費用が安くなっており、売電価格も下げられていますが、およそ10年程度で初期投資金額を回収できることが多いようです。
災害時の停電対策になる
万が一の災害時でも、太陽光発電システムの自立運転機能を使うことによって停電時にも電気を使うことができます。
冷蔵庫の中の食品を腐らせることなく済みますし、携帯の充電や自宅電話、水洗トイレが使用することができます。
夏場は遮熱効果、冬場は保温効果がある
太陽光発電を設置すると、夏にパネル直下の部屋が涼しくなることがわかっています。体験談では、室温で2度~5度程度下がるようです。
そして冬になると、太陽光発電パネルを設置した直下の部屋は暖かくなります。室内の暖かい空気を中にとどめる蓋の役割をするのです。
寿命が長い
陽光発電には可動部がないことから、寿命が長いのが特徴です。パネル自体は約30年程度が寿命の目安となっています。
メーカーの標準的なパネル出力保証の期間は25年間です。。保証期間内に壊れないと想定していることでも寿命の長さがわかります。
環境に優しい
電気代削減や売電収入による経済的メリットが目立つ太陽光発電ですが、本来の目的は枯渇性エネルギーなど環境負荷を低減できることです。
節電意識が高まる
家庭用の太陽光発電を導入すると、家庭の電気消費量を常にリアルタイムで見える化できるモニターが設置されるので節電意識が高まります。
補助金制度がある
太陽光発電の導入に使える国の補助金は終了しましたが、市区町村の補助金や助成金が活用できるケースがありますのでチェックしてみましょう。
太陽光発電を導入するデメリット

導入コストがかかる
太陽光発電を導入するためにはほとんどの場合、100万円以上の設置費用がかかります。2021年の太陽光発電の相場価格は137.5万円です。
太陽光発電の導入費は年々安くなっていますが、それでも大きな出費となりますので、ローンや補助金の利用も視野に入れましょう。
天候の影響を受ける
太陽光発電システムの弱点は、日光がなくなる夜間に発電することができない点です。また、曇りや雨、雪など天候より発電量が左右されます。
しかし、年単位で考えると生活で使える分や売電できる分を確保できるため必要以上に心配はいらないでしょう。
設置が向いていない家もある
全ての家が太陽光発電に向いているわけでは ありません。たとえば、北向き一面の屋根形状であったり、屋根が小さいケースなどです。
また、塩害や積雪など地域特有の環境にも左右されます。あまりにも環境の影響が大きい場所では、パネルや架台の設置ができませんので覚えておきましょう。
固定価格買取期間終了後は売電単価が下落する
太陽光発電システムの導入から10年間は固定価格買取制度の対象となるため、作った電気を高めの固定価格で電力会社に買い取ってもらえます。
しかし、10年が経過して固定価格買取期間が終了(いわゆる卒FIT)すると、売電単価は大きく下落してしまうのです。
対策として、発電した電気の自家消費を促進することで電気代節約を強化していくことをおすすめします。
太陽光発電で光熱費を0円にすることは可能?

理論上は可能
環境に適した発電設備を導入しても、全ての家庭で電気代が0円になるわけではありません。0円が実現するのは、発電量よりも消費量のほうが少ない場合です。
昼間の発電量が1日の消費電力量を上回れば、売電料金と買電料金を相殺することによって電気代が0円に近づくでしょう。しかし、実際の生活環境で実現するのは容易ではありません。
電気代を0円にするためのポイント
太陽光発電システムは天候に左右される電気エネルギーです。導入するだけで光熱費0円を維持するのは難しいケースが多いといえますが、可能な限り電気代0円を目指したいものです。
発電可能な時間帯や発電量をチェックしながら買う電量を減らせるよう意識したり、蓄電池を導入することで、太陽光発電によって得た電力を蓄えることができます。
蓄電池には電気代の節約だけでなく、災害時に使えるメリットもあります。蓄電池に蓄電されていればそこから自宅に電力を供給できるため、災害対策に高い効果を発揮してくれるでしょう。
太陽光発電の設置にかかる費用

太陽光発電の設置費用の相場
家庭用の太陽光発電の設置費用は1kW当たり20万~30万円程度が相場です。2019年の設置費用(新築)の平均は30.6万円/kWというデータが出ています。
太陽光発電の設置費用の内訳
費用項目 |
初期費用額(1kWあたり) |
パネル費 |
20万円 |
架台費 |
2万円 |
パワーコンディショナー費 |
5万円 |
工事費 |
7万円 |
その他 |
3千円 |
(参考:「令和2年度の調達価格等に関する 意見(案)」 経済産業省 調達価格等算定委員会)
太陽光パネルを0円で設置する方法

近年、太陽光発電が設置費用0円で導入できるサービスを取り入れている会社も増えています。また、補助金を使える自治体もあります。
たとえば、東京電力グループの『TRENDE社』が提供する、新電力サービス「ほっとでんき」では、太陽光パネルの無料設置が可能です。
利用できるエリア管内は限定されていますが、地方電力の電気料金から、最大20%の割引が入るなどおトクなサービスになっています。
売電収入をアップさせるポイント
- 自治体の補助金を利用する
- 定格容量より多くのパネルを設置する
詐欺や悪徳業者に注意!

太陽光発電の販売会社は増えており、経営スタイルもそれぞれです。なかには、高額な契約をさせられてしまうケースもあります。
価格が相場からかけ離れて安かったり高い場合は注意が必要です。騙されて高額な契約をしないためには必ず相場価格と比較をしましょう。
また、太陽光発電を設置してくれた業者が倒産してしまったというケースもありますので、業者選びは慎重に行う必要があります。
まとめ

今回は、家庭用の太陽光発電について、メリットやデメリットから売電収入も得られるお得な導入法や活用法をご紹介しました。
当サイトでは、太陽発電の導入のご相談や電気代の節約のために、ご家庭に最適な新電力の相談も受付中です。
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